2006年10月24日

狩る側と狩られる側

チラっとした カップル達の冷たい視線を浴びたが
あんたらとは 違うのよのごとく 店の人に
「麻生さんはいます?約束してるんですけど…」


店の人の 扱いが変わる
「お待ちしておりましたオーナーは奥におられますので」
そうでしょう そうでしょうよ 奥でしょうよ


カップル達が 顔を見合わせてる
ふーんだ あんた達みたいにのんびり
ワインなんかで 甘い言葉を投げ掛けあって
それに酔っている様に

のほほーんと生きてないのよ私は


いい 相手を探している
のよ いろんな意味で 肥やしになる人をね


あんた達は 男側が女を狩るんでしょ?形態は
私や美代子は 私たちが狩る側にまわるの

私達女が 狩猟民族なのよー

あんた達は カウンターで飲んでなさいな

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大人達の視線

店に入ってみた
あ 結構大人なバーなんだ…(--;)


だって 私はまだ大学生が集まる所やアパレル関係や
音楽関係者の集まるぶっ飛んだバーが多いから


ここは カップル達も男性はスーツ
女性もお勤めの帰りの様な感じで
何と無く静かな大人のバー


気取って皆ワインなんて飲んじゃって
苦手だなぁ気取ってるや
普段おやじ客となら平気なのに


もう ラウンジで働いていてすっかり
自分も店ではそういう場は慣れてるし
格好もここの 女性のお客よりは 下手したら
職業柄はるかに 色っぺー 格好なのだ


だって…この日はたまたまヒョウ柄のスーツ


しかし いったんプライベートとなると
すっかり気分はまだ 大人に成りきれていない…

ダメな女の子


「いらっしゃいませ〜」
の声と共に カウンターのカップル達や来ている
客たちがドア前の私を 見る


チラり〜っと
あかんよ〜怜衣香 ビビったら
あんたの好きな ハッタリみせなくちゃ

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 04:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

進んだ足

さてさて 内倉さんにもご機嫌にて帰ってもらい
今度は 美代子パパがお戻りになったので
美代子パパのお席で 楽しい話しに花が咲く


美代子パパは 見た目とは違い
皆慣れれば緊張なし私には
美代子の1番の親友なので
すごく気を使ってくれるから ありがたい

やっと 店が終わりさて麻生さんとの お約束…
うーん どうしようかなぁ

正直 疲れてるのよね
今日は 早くからの同伴+店での色々で…


しかし ま ストレス発散にでも
私の好きなショット・バーだし
覗いてみようかなぁ


根っからの 酒好きゆえについ
まだ飲みたい願望とバーの
雰囲気が好きなので行く事に


麻生さんに 連絡
もう すでに店に居るとの事
ほんじゃ いこっかナ


場所は すごくいい場所にあるし すぐわかる
うちの店より すぐ近くだわ
見たことあるかも?って感じ


店に着いた
あ〜 ここの店かぁ〜
やはり 見た事あるし 最近皆
行ってるの聞いたことあるぞ〜


有名なバーやったのね
あ ここのバー麻生さんの名前からだ!


バーの名前は出せないが経営者の名前を使っていた


ふーん(^.^)
まだ少し迷っていた 足が進んだ

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

美代子の言葉

美代子の口癖
「怜衣ちゃん 人間って笑ってないと
良いことが寄ってこないよ 暗い顔してたら
ロクな事ないわ
お金や運を 本当に掴みたいと思ったら
何か辛い事が あった時程 笑ってないと

あかんと思う


それに お金持ちや 運のある人の側におったら
自分にもきっと まわってくるよ


私 事実そうやと思うし そうやった


言うたら 悪いけど 不幸そうな顔の人
貧乏な人の 側にずっといると 良いことないわ
私 そう思うねん…」


美代子は 私に良くそう話しを してくれた


普通なら 友人の説教臭い内容の話しなど
聞きたくないし 聞く耳持たないかもだが
美代子の言う言葉には迫力と説得力があった

きっと それは 彼女が生きてきた
実践の証しであり本から学んだりした
エリート達の 口先だけの机上の空論ではないからなのだ


臭く 言えば美代子の血と汗と涙の結果


この子の話しは ほんとだ目が 違う
信頼しようというより すっーと素直に私の中に入った


まったく その通りだ
「うん…ほんまにそうやな …」
今でも この口癖は忘れない…
どんな 人生教訓本より私の血と肉になった
言葉だ私も 辛い時程 この言葉を忘れないようにしたい…
ありがとう 美代子…

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

見極めが大切

麻生さんも 帰り
内倉さんにも 機嫌を直してもらい
もうくたくたの私

美代子パパが少し よその店に行かねばならない様で
美代子も 席についてくれた


美代子は 私が内倉さんと知り合ったラウンジにもたまに
バイトに来てたから顔見知り


さすがに 美代子は顔見知りだからだけではなく
内倉さんを 退屈させない話題を出すのだ


結局の所 内倉さんは私に興味を一番に持ってくれているのを
美代子は理解している


だから 私の事や2人の事共通点や どういった所が
気に入ってるのか 色々話題を 引き出すのが巧い


いっちゃあ悪いがママみたくトンチンカンな話や
どう見ても真面目な内倉さんに下ネタは
そりゃあ席もシラケちゃうわ


さっすが 美代子は私が唯一認めた
お姉ちゃんとはまたひと味違う 賢さなのだ

お姉はある意味天然でそういう
無邪気さが男性受けするが美代子は
彼女の人生の裏表をみてきたゆえの

考えた賢さなのだ


色んな人をみてきて傷付いたり利用したりされたり
優しさもずる賢さもひっくるめてみてきた結果なのだ

相手の性格を少しでも早く理解して
1番興味のあること 話したいこと 聞いて欲しい事を
見極めて話すという場面に持っていくという事は
男の方々も お仕事上などでも 中々出来そうで
難しいのではないでしょうか…


ホステスは そこの見極めをして相手に
満足して貰うのが一番の仕事だと思うのです

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 07:01| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

わかりやすい態度

つい普段慣れない事になり自分の
担当の席を忘れそうに
いけないわ


あーあーやはり内倉さんすでに こちらを見始めてる
麻生さんに 行けるかどうかわからないが
いずれにしろ連絡入れると約束して
元の席に帰してもらう事にする


用は済んだだろうし
私の席が大事だわ
マネージャーを呼びママに告げてもらい
ママが代わりに ここに来る


ママ ホッとしてるわ
そりゃあ 難しかったでしょうよ
馬鹿話ばかりじゃあないからね 内倉さんは

慌てて 私がしり拭いかい?(^-^;
とにかく戻って行くと内倉さんも
ご機嫌戻ってくれたが どうしたのかなぁ的な感じ


でも きっと他のホステスもいるから
ここでは言わないでしょうね
後が 嫌だなぁ…


麻生さん達は 帰る用意みたい
チェック入れてるよわかりやすいなぁ


あら またもうこっち見たら誤解されるから
もう見ないで下され〜


もう やだぁ〜

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 03:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

ホステスの肥やし

結構そっと手渡しされるとドキっとするものです
特に普段 おじさん相手というか
確実に恋愛対象にならない
下手したら おじいさんクラスの人に堂々ととしか

名刺を貰った事がないから 余計o(^o^)o


麻生さんは イケてるおじさん的な感じだから
恋愛対象にならない事はない


特に私達 ホステスなりたてにとってみれば
結構興味なくもないというか芸の肥やし

いやいや これは芸人の世界だね(^-^;


と いうか色んな経験しておきたい
年頃だしホステスをやる上で
マイナスにはならないだろうなぁ


すんごく イケメンでもないから 微妙だが…
ま 拒否するわけないから名刺は
おしいただいてというより こっそりハンカチの中に しのばせた


麻生さんは どうやらこれで満足みたいな感じ
経営してるバーを見せたいのかな?
レストランでも いいのにまぁ 時間的には バーなんでしょうね


店が 終わってから来て欲しいみたい
なんか 怖いような 行ってみたい様な
あ 内倉さんの事 忘れたらダメだよ 私…
仕事…仕事…(^-^;

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 20:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

男の嫉妬

本来の私の席はしらーっとした雰囲気に
満ち溢れているじゃあないですかぁ
(--;)
内倉さん 難しいからなぁ並のママじゃ
合間持てないのよね


しかし こちらはこちらで頼まれた以上
きちんと仕事するよ


麻生さんは 私が同伴で来たことに 軽〜くいや
かなりショックだったらしくいたたまれずに
帰りたいような 微妙な気分だったらしく

男心は複雑だなぁ…


昨日 今日知り合ったばかりで あなたは
同伴じゃないじゃん と言いたい女の言い分もあったが

そこはお客様なので グッと我慢した訳で


あ 何か 北の国から みたく
言い回しがなってきたいけない


まぁ 少しなので 長話しは出来ないと思ったのか
後で 自分の経営するショット・バーに来てくれと
そこの 場所を教え そのバーの地図と連絡先が
入った名刺を私に そっと手渡した

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

私の席が…

麻生さんの席に行くと 連れの人の方が

逆にはしゃいで「怜衣ちゃん〜待っててんで〜早く座り 座り」

あなたは いっちょかみの近所のひつけたがりの

おばちゃんかい?(--;)


「じゃあ 少しだけ失礼します」
言われなくても 麻生さんの横に座る


麻生さんは「無理言ってごめんね」


いえいえ あなたじゃないくらいはわかりますよ
お連れの この方がママに勝手に言ってるんでしょう

「いえ 連絡いただいてたのに すいません」
まずは そこからのお詫び

乾杯して 話ししてても もとの 私の
テリトリーが気になって 気になって…


ちらりと 見てみる…


うわぁ(-_-;)
す すでに 静けさにまみれてる雰囲気みたい
皆 だまって 水割り飲んでるだけみたくなってんじゃん


あ〜頼むわあ(--;)
内倉さんも こっち見出したじゃない
誤解されちゃうよぉ
後の 始末はどうせ私なんだから
ママ〜 話しててよぉ〜
水割り飲んでる場合じゃない〜むかっ(怒り)

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

後ろ髪ひかれつつ

頼りないなぁ 何だか
とは思いつつもとにかく内倉さんの席に戻り仕切り直し


ママがやっと挨拶に来た
初めてだから まずはお名詞交換で いただきますと
乾杯して〜ママが来た時は私も話すのを 遠慮するが

あんまり 合わなさそう
どっちかっていうと このママ いっちゃあ悪いがまだ風格なし
今日も ドレスだし
3日間とうとう着物着なかったな この人


まだまだ 若い客とわぁーっと騒ぐのが好きそうだわ

唐突に

「内倉さんちょっと怜衣ちゃんお借りしたいんだけどぉ〜」

ママ


ん?という顔をしたが内倉さんも
ママに言われちゃそこは 大人だし
ママがいるんだからってので了解を得る


私は 「じゃあ 少しの間だけすいません」と断って席を立つ


ふ 不安だなぁ大丈夫かなぁ あの ママ(--;)
場をつないでいてよ〜
お馬鹿な話しばかりは ダメなのよ この方は


後ろ髪を ひかれつつ麻生さんの席に 向かった

「樹(いつき)怜衣香」
posted by 怜衣香 at 04:17| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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